COLUMN印刷ラボ
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第15回 はじめて紙箱の見積を依頼したい方へ
こんにちは福富です。
この春から新しくパッケージ印刷の発注担当になられた方や
新商品発売に向けてパッケージ印刷の見積もりをしたいなと思っている方は
少なからずいるかと思います。
● パッケージ印刷の見積依頼って何だか難しそう
● 印刷会社によって値段が全然違うのはどうして?
● ちゃんと思った通りの仕様で見積もってくれるか不安
見積依頼に慣れないうちは、そんな心配があるかもしれません。
印刷会社に見積もりを頼むのは慣れないうちは色々面倒ですし心配ですよね。
どういうふうに印刷会社に見積もりをとればいいのか、どんな情報を伝えたら後でトラブルにならない
見積もりがもらえるのか、紙箱の見積もりを依頼するときのポイントを書いていこうと思います。
はじめて紙箱の見積を依頼したい方のベストな方法は?
はじめて紙箱の見積依頼がしたい方にとって一番いいと思う方法は
『 頼りになる印刷営業の人に相談する 』ことです(笑)
頼りになる印刷営業の人とは、印刷会社によっては「 印刷ディレクター」とか
かっこいい名前が付いているときもありますが、作りたい印刷物に対して的確なアドバイスを
もらえるパッケージ印刷のプロのことです。
頼りになる印刷営業マンは身近にいますでしょうか?
印刷物は一点一点がオーダーメイドですから、ひとつひとつ注意するポイントが違い
見積もり金額もその印刷物やお客様の求める品質によって異なります。
それを熟知した印刷営業マンの存在は非常に頼りになります。
長く付き合っている頼りになる印刷会社の営業マンがいる場合は、その人に相談するのが1番です。
ただ、そういう人がいない場合は自分で探さないといけないのですが、そんなときの
大切なポイントを2つ
● 頼りになる印刷営業は、あなたとの関係性で作られます
● 関係性を築くための見積依頼書の書き方があります
紙箱を見積もり依頼したいあなたと見積もりを依頼していただく印刷営業マンとの相性がいいかどうかは
意思疎通がうまくいくかどうかで決まります。
『 あの印刷営業は頼りになるね 』という評価は、その印刷営業の人だけで成り立つ評価ではありません。
依頼するあなたとその営業の方との関係性がすばらしいから『 頼りになる 』という評価が、はじめて成り立つんですね。
ではそういったすばらしい関係性を築くための第一歩
心地よい関係性を築く『 見積依頼書の書き方 』ですが、ぜひともコピペして使ってくださいね
━━━(見積依頼書)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・品 名:○○○○○○
・管理番号:○○○○○○
■ 寸法:刃渡り ○○○ ×○○○ mm
■ 用紙:用紙名 ○○○○○○(○○kg) 用紙重量(○○g /㎡)
■ 印刷:表 → ○色 / 裏 → ○色
■ 加工:・表面加工( ○○○ )
■ 数量:○○○○枚、○○○○枚、○○○○枚
・納期:○月○日(厳守・○○頃)
・色校正:(有・無し) 色校方法(○○校正)
・希望予算:単価 ○○円程度
・箱の用途:○○○○○○○○○○○○○○○○
【 添付データ 】
・デザイン確認用のPDFデータ(途中段階のものでも大丈夫)
・図面データ(あれば添付・無ければ作成依頼)
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『 ■ 』の項目は、見積もり依頼するための必須項目
『 ・ 』の項目は、この情報があったらいいね!という項目です
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『 結論だけ見せられてもな??? 』という声が聞こえそうですが、いかがですか?
・刃渡りって何?
・紙の名前や重量とか分からないんだけど?
・表面加工って?
・色校正って?
・添付データは何で必要なの?
色々疑問が残るかもしれませんが、次回はこの関係性を築く見積依頼書のポイントを
少し細かくご説明していきますね。
次回もお楽しみに!