パッと目を引く商品パッケージには理由がある！売上に差がつく印刷技術の選び方とは

パッケージ印刷は商品を市場に打ち出す上で今や不可欠な要素ですが、パッケージの材質やデザインによって最適な印刷方法は異なります。

そこで今回は、化粧箱、段ボール箱、軟包装（ラミネート袋やポリ袋など）、食品パッケージ印刷などにどのようなパッケージ印刷の技術が使われているのか、その種類についてご紹介します。
本記事が、これからパッケージ印刷を検討している方にとって、理想的な出来上がりのイメージを描く一助にになれましたら幸いです。

オフセット印刷

オフセット印刷は、化粧箱や紙ベースのパッケージに理想的です。高品質な印刷と大量生産の効率性を兼ね備え、細部のディテールと色の再現性に優れています。また、最近では植物由来のインクやVOC（揮発性有機化合物）排出量が少ないインクの使用が進んでいるため、環境負荷の低減を目指す企業様にとっては魅力的な選択となるでしょう。

グラビア印刷

軟包装や食品パッケージ印刷に特に適したグラビア印刷は、フィルムやプラスチックのような非吸収性材料に対応し、鮮やかで深みのある色彩を実現します。

フレキソ印刷

段ボール箱や軟包装に最適なフレキソ印刷は、コスト効率の良い印刷を可能にし、環境に優しい水性インクの使用が一般的です。コスト効率が良い印刷が可能であるため、環境と経済の両面で優れています。

シルク印刷（シルクスクリーン印刷）

スクリーンとよばれる版板にインクをつける印刷方法です。本体にインクを盛ることができるので、紙や衣類はもちろん、陶磁器やガラス、化粧品ボトルやガラス瓶など、あらゆる材質・素材に直接印刷することができます。

箔押し印刷（ホットスタンプ印刷）

箔押し印刷は、金や銀などの金属風の輝きを持つホットスタンプ箔（箔フォイル）を使用して、文字や絵柄をアイテムに印刷する技術です。この技術によって、熱と圧力を使って、箔をアイテムの表面に転写する方法で、美しい金属調の装飾を施すことができます。
革やポリプロピレン（PP）のように、通常の印刷では対応が難しい素材への印刷対応ができる場合もあり、化粧品や高級食品、記念品のパッケージなど、特別感を演出したい場合に最適です。

消費者がパッケージ印刷に求めていることとは

消費者がパッケージ印刷に求めるものは、ただ目を引くデザインだけではありません。

近年では消費者の環境意識への高まりから、商品パッケージにも環境に優しい素材選定や持続可能な生産プロセスが求められるようになってきました。例えば、リサイクル可能な材料の使用や、再生可能エネルギーを利用した生産ラインの導入など、商品パッケージづくりにも環境負荷を最小限に抑えるための取り組みが、ブランドの環境に対する姿勢を消費者に伝え、ブランドの価値を高める上で重要な役割を果たしています。

まとめ

適切な商品パッケージ印刷は、店頭にならぶ商品を際立たせ、消費者にブランドの価値を伝える上で重要な役割を果たします。

広島に根ざし創業60年以上の実績を誇る大洋印刷株式会社では、お客様の商品価値を最大限引き出すためのパートナーとして、常に新しい技術とアイデアを追求し続けています。