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コラム
消費者がシェアしたくなる!SNSでバズるパッケージデザイン入門

SNSの普及により、商品のパッケージデザインは単なる「包装」から「拡散のためのツール」へと変化しています。消費者が思わず写真を撮り、SNSに投稿したくなるようなパッケージデザインは、ブランド認知度を向上させ、売上にも直結します。
本記事では、SNSでバズるパッケージデザインのポイントを分かりやすく解説し、具体的な成功事例や戦略を紹介します。
SNSでバズるパッケージデザインの特徴

(1) 視覚的インパクトを持たせる
SNSでは、一瞬で目を引くデザインが重要です。以下の要素を取り入れることで、シェアされやすくなります。
・ユニークなカラーリング:ビビッドカラーやパステルカラーを活用し、印象に残る配色にする。
・個性的なフォント:手書き風やレトロ調フォントを採用し、遊び心をプラス。
・ユニークな形状:四角や円形にとらわれず、商品に合ったユニークなフォルムを活用。
(2) ストーリー性を持たせる
消費者は、単なる商品ではなく「体験」を求めています。パッケージにストーリーを持たせることで、感情移入しやすくなり、SNSでの拡散につながります。
・ブランドの背景を伝える:例)環境に配慮した素材の使用や、職人のこだわりをパッケージに記載。
・限定デザインを取り入れる:例)季節限定やコラボ企画をパッケージで表現。
・消費者が参加できる要素を加える:例)QRコードでストーリー動画を視聴できるようにする。
(3) ユーモアや驚きを仕込む
ユーモアのあるデザインや、意外性のある仕掛けはバズを生みやすい要素です。
・パッケージの内側にもデザインを:例)箱を開けると、メッセージやイラストが現れる仕掛け。
・変化するデザイン:例)温度で色が変わる、角度によって異なるイメージが見えるなど。
・ジョークを取り入れる:例)消費者が思わず笑ってしまうようなデザイン。
成功事例から学ぶ!SNSで話題になったパッケージデザイン

OYATUYA.Uの「ガトーショコラ」
福岡の人気焼き菓子店では、即完売するほどのガトーショコラが話題です。美味しさはもちろん、季節ごとに変わるシンプルなパッケージデザインも魅力で、コレクターがいるほど。SNSでも1000以上の反応を集め、投稿を見て来店する人も増加した。

古谷乳業株式会社の「物語のあるヨーグルト」
古谷乳業の「物語のあるヨーグルト」は、絵本のようなパッケージデザインが特徴の話題の商品です。三面にイラストを配置し、蓋の内側には物語のあらすじを記載することで、ヨーグルトを食べる前から楽しめる工夫がされています。可愛らしいデザインがSNSで注目を集め、「パケ買い」する消費者も増加した。
SNSで拡散させるためのパッケージ戦略

(1) ハッシュタグの活用
オリジナルのハッシュタグを作成し、消費者が投稿しやすい環境を整える。
・例:「#○○○チャレンジ」「#○○○パッケージ」
・キャンペーンと連動させ、投稿を促す
(2) ユーザー参加型キャンペーン
「あなたのデザインが採用される!」といった参加型キャンペーンを実施することで、消費者のエンゲージメントを高める。
(3) インフルエンサーとの連携
SNSで影響力のあるインフルエンサーに商品を紹介してもらい、拡散の起爆剤とする。
まとめ
SNSでバズるパッケージデザインには、「視覚的インパクト」「ストーリー性」「ユーモア」が欠かせません。さらに、効果的な拡散戦略を組み合わせることで、ブランドの認知度向上や売上アップにつながります。
あなたの商品も、SNSで話題になるパッケージデザインを取り入れてみませんか?