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パッケージが変わると売上も変わる!? ヒット商品のデザイン戦略

パッケージが変わると売上も変わる!? ヒット商品のデザイン戦略

「パッケージなんて、ただの箱でしょ?」そう思っていませんか?

実は、パッケージデザインが売上を大きく左右することが、多くの事例で証明されています。消費者が商品を手に取るまでにかかる時間は、ほんの数秒。その一瞬で「これ、買いたい!」と思わせるためには、魅力的なパッケージデザインが欠かせません。

本記事では、パッケージデザインが売上に与える影響、ヒット商品のデザイン戦略、そして成功事例を紹介します。

パッケージデザインが売上を左右する理由

(1) 「第一印象」が勝負を決める

消費者が店頭で何気なく商品を選ぶとき、最も目に飛び込んでくるのは「デザイン」です。視覚情報は脳にダイレクトに届き、購入の判断を左右します。

派手すぎず、でも埋もれないカラーリング:競合商品に埋もれず、かつ洗練された印象を与える配色がポイント。

パッと見で「何の商品か」が分かるデザイン:消費者が一瞬で理解できるシンプルなレイアウトが◎。

高級感 or 親しみやすさを表現するフォントや素材:商品のターゲット層に応じて、デザインの雰囲気を調整。


(2) 「感情」に訴えかけるデザインが強い!

消費者は「欲しい!」と思ったときに商品を手に取ります。その「欲しい!」を引き出すには、デザインが持つ感情への訴求力がカギ。

温かみのあるイラストや写真:手作り感のあるデザインは、親しみやすさを強調。

ストーリーを感じるパッケージ:「老舗の味」「地元のこだわり」など、ブランドの世界観を伝える要素が大切。

期間限定や特別仕様のデザイン:「今しか買えない!」と思わせると、購買意欲はグッと上がる。


(3) SNSで話題になるパッケージは売れる!

いまやパッケージは「商品の顔」だけではなく、「SNS映えするか?」も重要な要素になっています。

フォトジェニックなデザイン:思わず写真に撮りたくなるおしゃれなパッケージ。

ユニークな仕掛け:QRコードで動画が見られる、開封するとメッセージが現れるなどの工夫。

シェアしたくなる仕掛け:「#見つけたよ!」「#特別パッケージ」など、SNS投稿を促す工夫。

ヒット商品のパッケージデザイン成功事例

(1) コカ・コーラの「ネームボトル」

「自分の名前入りボトル」が話題となり、爆発的ヒットを記録したキャンペーン。

・パーソナル感を演出:「自分だけのコーラ!」という特別感。

・SNSでの拡散力が抜群:「○○のボトル見つけた!」という投稿が相次ぎ、話題性アップ。


(2) スターバックスの「季節限定カップ」

スターバックスは、毎年ホリデーシーズンに特別なデザインのカップを発表し、消費者の関心を引きつけています。2024年のホリデーカップデザインは、赤・白・緑を基調とした華やかなパターンで、シーズンの喜びを表現。シンプルで洗練されたデザインが多くの人々に愛されています。

「この時期だけ」の特別感が購買意欲を刺激し、限定感を演出。

SNSでのシェアが活発:「#StarbucksHolidayCups」などのハッシュタグで拡散され、話題性を生む。

ブランドの季節イベントとして定着し、毎年の楽しみとしてリピーターを増やす。


(3) 高級チョコレートブランドの「ギフトパッケージ」

高級チョコレートブランドは、パッケージデザインによって商品の価値を大きく左右する成功事例を生み出しています。特にギフト市場においては、パッケージがそのままブランドの印象を決定づける重要な要素となります。

Meiji The Chocolateの事例

明治が2014年に展開した「The Chocolate」は、洗練されたデザインとリサイクル可能な紙パッケージを採用し、高級感を演出。結果として、ギフト需要が増加し、売上目標を大幅に達成。

Hershey’s キスチョコレートの事例

シルバーの包み紙と独特のしずく型デザインが特徴で、1907年の発売以来、世界中で愛され続けるアイコンに。

光沢のあるデザインや箔押し加工を活用し、贈答品としての魅力を最大限に引き出すブランドが増加。「贈りたくなる」デザインの工夫として、シーズン限定パッケージやコレクション性のあるパッケージ戦略を展開。

まとめ

パッケージデザインは、ただ「商品を包むもの」ではなく、売上を大きく左右するマーケティングツールです。

「第一印象」で消費者の心をつかむデザインを採用

感情に訴えかけるデザインで購買意欲を刺激

SNS映えする仕掛けを取り入れ、話題性を生む

デザインを変えるだけで売上が変わる、そんな事例が次々と生まれています。 あなたのブランドも、パッケージデザインを一新して、新たなファンを獲得してみませんか?

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