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コラム

【お土産パッケージで地域活性化!】地域の魅力を伝える、売れるお土産を作るには?

広島西条で60年以上の歴史を持つ大洋印刷株式会社では、地元西条の贈答品を中心に、パッケージ印刷や紙器印刷のノウハウを提供してきました。今回は、観光地で求められるお土産品の開発に役立つ情報をご紹介します。

目次

この記事は以下のような方を対象としています

  • 新製品開発をお考えの企業や公的機関のご担当者様
  • 地域活性化、地域おこしに関心がある方
  • パッケージデザインに関わるデザイナーの方
  • ・商品パッケージの企画に関わる企業のマーケティング担当者の方

近年の土産市場の変化と消費者のニーズ

コロナ禍を経て、リモートワークが普及したことにより、従来のように職場で箱菓子を配る機会が減少しました。さらに、インバウンド需要も増えるなど、観光客が近年のお土産市場に求めるものにも様々な変化が見られています。

◎地域性が重視されるお土産市場

近年の観光旅行者数の増加に伴い、お土産市場は拡大し続けています。その中でも特に重視されているのが「地域性」です。インターネットで何でも手に入る時代だからこそ、現地でしか購入できない商品や、その地域特有の体験を象徴するお土産品が高く評価されています。観光地としても、地域の特色を反映した限定品の開発が、地域経済の活性化に寄与することが期待されています。

◎持ち帰りやすさも重要な要素

お土産選びにおいて、実用面での工夫も重要なポイントです。
・持ち帰りのしやすさ、軽量でコンパクト(重すぎたり、持ち歩きに不便なものは敬遠されがち)
・常温保存ができる
・長期保存に適している
といった贈り物としての使い勝手の良さを兼ね備えた商品が求められています。

◎SNS映えするお土産の重要性

特に若年層に向けたマーケティングにおいて、SNSでのシェアを意識したお土産品も注目されています。インスタグラムやX(旧Twitter)で発信したくなるようなデザイン性の高いパッケージやユニークな商品は、観光地の名物となり得ます。お土産品によって、観光地の魅力をさらに引き立てる効果も期待できるでしょう。

◎他人へのお土産には手ごろな価格が人気

消費者は手軽さとコストパフォーマンスを重視する傾向が強まっています。しかし、価格が低いからといって品質を犠牲にするのではなく、土地の特色を活かした手ごろな価格のお土産品が選ばれるようになりました。

◎自分へのお土産にかける予算は高価格になる人も

一方で、自分へのお土産に関しては、他人へのお土産に比較して高価格帯の商品の割合が多くなっています。自分自身へのご褒美として、少し贅沢な商品を選ぶ心理が影響していると考えられ、観光地の食べ物や日用品などの特産品が求められるようになってきています。

参照:
総合観光学会誌『総合観光研究』第20号 2022年3月 Japanese Journal of Tourism Studies,No.20 March 2022 観光客がおみやげに求める基本要素をめぐる項目の抽出と尺度開発の試み
GENERAL RESEARCH お土産に関する消費者動向調査

お土産品に求められる要素が変わる中で、地域に根ざしたデザインがますます重要となっています。次に、その地域性を反映したパッケージ製作のポイントをご紹介します。

地域性を活かした成功するお土産パッケージのポイント

◎地域の独自性を引き出すデザイン

お土産品の魅力は、その土地ならではの特色をどう表現するかにかかっています。大洋印刷株式会社では、お客様の商品のもつ伝統や文化、風景をデザインに反映させることで、訪れた人々がその場所でしか得られない価値を感じられるようなパッケージを提供しています。

◎高品質で機能的なパッケージ

前述の通り、お土産品は「持ち帰りやすさ」が重要な要素です。お土産品として重いものや常温で保存できない商品は、売れにくい傾向にあります。大洋印刷株式会社では、近年の消費者ニーズに応えるために、軽量で持ち運びやすいパッケージ設計や、商品の常温保存が可能なパッケージ素材の選定を行っています。これにより、観光客に使いやすく、受け取った人にも喜ばれるお土産品を提供しています。

◎持続可能な事業運営を支えるデザインの提案

単なるヒット商品を作るだけでなく、企業としての持続可能性を考えた商品開発が必要です。大洋印刷株式会社では、地域素材を使ったエコフレンドリーなパッケージや、リサイクル可能な素材を取り入れたデザインを提案することで、商品パッケージを通して企業のブランド価値を高めるお手伝いをしています。これにより、商品製造をされる企業様にとっては、環境に配慮しつつ、地域に貢献する商品を提供することが可能になり、長期的な地域ブランドの確立につながります。

地域性を活かした商品パッケージ印刷の例

お土産選びの決め手として「地域性」が最も重視されることは、多くの調査結果からも明らかになっています。地元の原材料を使用し、伝統的な技術を活かした製品は、高い評価を受け続けています。地域の独自性を打ち出すことが、観光客にとっても価値のある商品を提供する鍵となります。ここでは、当社が商品パッケージ製作に協力させていただいた企業様の商品パッケージ印刷の例をご紹介します。

◎レンジで簡単調理「炊き込みご飯」

株式会社北洋本多フーズ様は、消費者のニーズを取り入れながら、自社の特長を前面に出した商品開発をされています。家庭で料理をする機会が減っていることから、レンジで温めてすぐ食べられるなど実用的なお土産品も人気が高まっています。『レンジで簡単調理「炊き込みご飯」』の商品パッケージは、広島・瀬戸内産の美味しい食材の写真を前面に出し、かつ簡単に調理できる利便性が一目で伝わるデザインになっています。

◎広島県厳島の名産品「もみじまんじゅう」

有限会社坂本菓子舗様は、広島県厳島の名産品である「もみじまんじゅう」を、地域の魅力を伝えるお土産品としてのブランドに確立されています。当社が協力させていただいた包装紙は、カラー4色印刷で、四季の各商品の色味に近づくように表現しました。

◎広島県三次市「わにサブレ」

フジタフーズ様は、広島県三次市のサメ料理文化を伝えるお土産品「わにサブレ」を開発されました。「わにサブレ」は、インパクトのある商品パッケージとネーミングで、広島県三次市の豊かな食文化を広めています。当社が商品パッケージ製作する際には、サブレが破損しない強度と品質を保つこと、消費者が手に取りたくなるような箔押しなどの印刷技術を採用し、他商品との差別化を図りました。

◎広島銘菓「バターケーキ」

長崎堂様は、カステラをさらに美味しく、滋養豊かにアレンジした「バターケーキ」を1961年に開発されました。当社が協力させていただいたレトロな雰囲気の掛紙に包まれた「バターケーキ」は、長年広島の定番のお土産品として、地元のみならず多くの観光客に愛され続けています。

広島の老舗印刷会社 大洋印刷株式会社がご提供するサービス

観光客のお土産品には、ギフト性や地域性など、さまざまな要素が求められています。これらの要素を最大限に活かし、製品開発を進めていくことが、競争のはげしいお土産市場で抜きにでるポイントと言えるでしょう。

広島西条で地域に創業60年以上根差した大洋印刷株式会社では、消費者のニーズを捉えた商品パッケージを企業様とともに開発していきます。私たちと一緒に、地域の魅力を伝えるお土産品作りに取り組みませんか?

大洋印刷株式会社では、パッケージデザインからパッケージ印刷までワンストップでお客様に伴走いたします!

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