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コラム

【広島のお土産に三次市名物”わにサブレ”】天然コンドロイチン配合のサメ軟骨入り新感覚スイーツ

広島県三次市の伝統に新たな風を吹き込む、フジタフーズ様の「わにサブレ」
この「わにサブレ」の「わに」は、三次市特有の郷土料理「ワニ」を指しますが、爬虫類のワニではなく、サメを指す言葉です。

今回のブログ記事では、広島県三次市で古くから親しまれてきたサメ料理と、大洋印刷株式会社の「わにサブレ」のパッケージづくりについてご紹介します。

目次

この記事は以下のような方を対象としています

・他社とは一線を画す、オリジナリティあふれるパッケージデザインをお探しの方
・地域ブランドを全国・世界へ販路拡大を実現したい地方産品製造業者様
・高級商品のブランドイメージで細部にまでこだりたい

広島県三次市で古くから親しまれてきたサメ料理

三次市の歴史と文化

広島県三次市は、中国山地の北東部に位置する豊かな自然に恵まれた地域です。古くから林業や農業が盛んに行われてきた三次市には、独自の食文化が育まれてきました。その中でも、特にユニークなのが「ワニ料理」です。

◎サメを「ワニ」と呼ぶ歴史的背景

三次市で「ワニ」と呼ばれるのは、爬虫類のワニではなく、サメを指す古語です。この独特な呼称は、古事記の神話「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」にも登場するワニもサメだったという説と関連しています。明治時代には、山陰地方でサメのフカヒレの輸出が盛んに行われており、その過程でサメ肉の消費も始まりました。特に、山間部の三次市では新鮮な魚介類を手に入れることが難しかったため、鮮度が保ちやすい食材として、刺身で食べられるサメは貴重な食材として様々な料理に活用されるようになりました。

サメのフカヒレ

◎サメ料理の誕生と普及

江戸時代には、日本海側の商人によってサメが三次市に持ち込まれるようになり、次第に「ワニ料理」として親しまれるようになりました。特に、秋祭りや正月などのハレの日に、サメの刺身が振る舞われるようになり、地域の食文化として深く根付いていきました。

◎三次市におけるサメ料理の文化

三次市では、主にネズミザメ、アオザメ、シュモクザメなど約20種類のサメが食用として利用されています。サメの刺身は、アンモニア臭を消すためにしょうが醤油や砂糖醤油で食べるのが一般的です。その他にも、煮物、フライ、天ぷら、煮こごり、南蛮漬けなど、様々な調理法があり、地元の人だけでなく、観光客にも人気のメニューが多くあります。

◎三次市におけるサメ料理の文化

◎サメ料理に関する行事

サメは特に秋祭りや正月など、地元の祝い事には欠かせない食材とされています。身が柔らかくあっさりした味の「ワニ」の身は、どんなに食べてもお腹にもたれないことから、「腹がつべとうなる(冷たくなる)まで食べてつかあさい」という古くからの言葉が三次市に伝わっており、地元のおもてなしの心を表しています。また、秋祭りの時期には「ワニの市」が立ち、サメの切り身が売られる光景も見られます。

「わにサブレ」の魅力とは

「わにサブレ」の魅力とは

サメの肉はDHA、EPAが豊富で視力の改善、記憶学習力、動脈硬化や血栓の予防、心臓病などに効果があるといわれています。最近では、サメの軟骨成分コンドロイチン硫酸やグルコサミンにも注目され健康食品に使用されています。また、美容効果があるといわれるコラーゲンやオレイン酸も豊富といわれています。

この「わにサブレ」は、新鮮なサメ軟骨入りで、国産バターを使用し、乳化剤・香料・酸化防止剤不使用の独自の製法でサクサクとした食感に仕上げています。サメのアンモニア臭を取り除き、淡白で上品な味わいを最大限に生かし、ほんのりとした風味を楽しむことができます。

お問い合わせ&通信販売はフジタフーズ様のHPよりご確認ください。
https://fujita-foods.xsrv.jp/index.php

食文化継承への取り組み

近年は、若者のサメ離れが進む一方で、学校給食などにも採用され、地域活性化や伝統文化継承のため、様々な取り組みが行われています。この「わにサブレ」も、観光土産品として地域の文化を伝える新たな商品として提供されています。

また、三次市内のスーパーや飲食店でサメの刺身はもちろん、「わにサブレ」をはじめ、わにバーガー、わにの肉まん、わに餃子など新たな商品開発が進んでおり、地元の食材としての可能性を広げています。

食文化継承への取り組み

「わにサブレ」の商品パッケージ製作

「わにサブレ」の商品パッケージ製作

大洋印刷株式会社では、「わにサブレ」のパッケージに、商品イメージにふさわしい海のブルーと黄色を組み合わせて爽やかな自然を背景にし、中心にはサメのイラストと商品名を配置し印象的な箔押しを施しました。

配色は、特色2色(水色と黄色)+スミで刷っています。厚紙に刷り、色校正をしっかりと行い、本生産を行いました。お客様からのご要望をしっかりお伺いし、背景色が透けて色が変わってしまうことがないように通常の印刷とは異なる点に注意を払いながら、オペレータが調整を行い、魅力的な商品パッケージが完成しました。

商品パッケージには、運搬の際にも割れやすいサブレが破損しないように、十分な強度を保つことや品質を保こと、かつ消費者が思わず手に取りたくなるような見た目にするため箔押しなどの印刷技術の工夫を施しています。さらに、パッケージの色のバリエーションを増やすことで、消費者が商品を選ぶ際の楽しみが増えるようにしました。

広島県三次市独自の「わにサブレ」というネーミングやインパクトのある商品パッケージは、お土産や贈答品として、三次市の豊かな食文化を世界に伝える手段となるでしょう。

まとめ

大洋印刷株式会社では、広島県三次市の伝統に新しい息吹を吹き込んだ「わにサブレ」をはじめとした革新的な商品のパッケージデザインを通じて、お客様の多様なニーズに応えるパートナーとして、これからも引き続き地域社会への貢献を行います。

市場で他の商品と一線を画すパッケージングをご検討中の企業様は、ぜひ大洋印刷株式会社までお気軽にお問い合わせくださいね。

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