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特色印刷

特色印刷は100%ベタが鉄則?!パッケージ印刷で差がつく特色インキの再現性の話

執筆:福富康一(福ちゃん)/2025-09-05

特色印刷とは?その基本と魅力

こんにちは、大洋印刷の福富です!

今日は印刷の中でよくご相談をいただく“特色インキの使い方”についてお話しします。
特色印刷とは、CMYKではなく、PANTONEやDICなどで指定された色を、そのまま専用のインキで印刷する方法です。デザイン上で狙った色を忠実に再現できるのが最大のメリットです。

特色インキは「網点」ではなく「ベタ」で使うべき理由

実際に当社では長年、特色印刷を得意としていますが、その過程で大切なのは「特色インキは網掛けではなく100%ベタで使うこと」。これを鉄則としておすすめしています。
なぜ100%ベタが基本かというと、特色インキは“ズバリの色”なのに網点にしてしまうと、本来の色味が崩れてしまうからです。

実例:想定外の仕上がりになるリスク

一度、赤系の特色をベタではなく網点で指示されたお客様の事例がありました。「少し薄いピンクになるかな」と思ったら、実際は紫っぽくなってしまい、仕上がりがイメージと大きく異なったことがあります。特色には網点カラーチャートがないため、見本通りの色なのか保証できないのです。

網点印刷が抱える弱点

また、網点を使うことで色ムラが出やすくなります。特に広い面積に網点で印刷すると、不均一な仕上がりになるリスクがあり、特色の持つ鮮やかさや安定性が損なわれます。さらに表面加工をした際、特にマットPPやPP貼りでは、網点による印刷だと色が濃く出てしまうことがあります。まさに「せっかくの特色も加工で台無しに」というケースです。

例外的に網点を使う場合

もちろん、例外がないわけではありません。特色とCMYKを組み合わせてグラデーション表現を狙う場合や、特色同士で濃淡を作るグラデーションを表現したい場合、それぞれの特色を重ねて表現する手法を用いることもあります。ただし、これらは印刷結果の予測が難しく、強くおすすめできる方法ではありません。こうした複雑な表現を目指すなら、必ず本機校正を行って確認すべきです。

大洋印刷オリジナル見本帳で確認できること

そこで当社では、「特色とカラー印刷の比較ができるオリジナル見本帳『カラー特色表面加工見本帳』」を制作しました。特色のピンクとCMYKカラーのピンクを見比べられるこの見本帳は、実際に手に取って品質をご確認いただけるよう、現在、おひとり様1冊を無料でプレゼント中です。2冊以上ご希望の方は、公式ECサイトでの販売もあります。ぜひ、色味の違いを実際に見てください。

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特色印刷を活かす最大のポイント

特色印刷の基本は「100%ベタ」。これは単にルールではなく、“せっかくの特色インキを最大限に活かす方法”です。ブランドカラーの訴求力を高めたい、特別な発色を求めている、そんな場面では特色印刷はCMYKでは出せない価値があります。

油性オフセット印刷の魅力

大洋印刷では油性オフセット5色印刷機を用いて、特色インキによる印刷を得意としています。いま業界ではUV印刷機のカラー印刷が増えていますが、油性印刷ならではの奥行きある発色は、むしろ新鮮さを感じていただけることが多いです。

特色印刷で「色の力」を最大化

「この特色でここまで色が綺麗に出るんだ!」という驚きとともに、あなたの理想のパッケージを一緒に実現しませんか。特色印刷についてのご相談、お見本帳のご希望など、お気軽にお問い合わせください。

大洋印刷は広島県東広島市にある創業60年以上のパッケージ印刷会社です。設計から印刷、加工、量産まで一貫して対応可能です。図面作成やお見積もり、オンライン相談も承っております。ご希望があれば、Zoomで30分の打ち合わせを設定することもできますので、ぜひご連絡下さい。

特色印刷を通じて、あなたのパッケージが“色で伝える力”を獲得できるお手伝いをいたします。どうぞお気軽にお問い合わせくださいね。

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