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お中元シーズン本番!差別化できる箔押し&紙質テクニック

夏のお中元ギフト。
中身はもちろん大切ですが、最初に手に取ったときの印象はパッケージで決まるといっても過言ではありません。
似たデザインの商品が並ぶ中で、
「どれも同じように見える」
「もう少し特別感を出したい」
そう感じたことはありませんか?
そこで注目したいのが、箔押し加工と紙質選びの工夫です。
2025年の最新トレンドを踏まえ、ギフトの価値を一段と高める方法を解説します。
箔押しは今も“特別感”を生む王道

箔押し(ホットスタンプ)とは、金属やパール調の箔を熱で転写して光沢を出す加工。
シンプルなデザインでも、箔が加わるだけで一気に高級感が生まれます。
2025年はさらに進化し、以下のような表現が注目されています:
- ● ゴールド・シルバーの王道感
- ● パール調・マット調の箔で控えめな上品さ
- ● ホログラフィック箔による立体感
箔押し市場は2025年に16.6億ドル規模(年平均成長率4.4%)とされ、需要が伸び続けているのも納得です。
箔押しを効果的に見せる3つのコツ

- 色数を抑えてコントラストを出す
→箔の輝きが引き立ちます。 - 細かな模様やロゴを箔で表現
→遠目はシンプル、近くで見れば繊細。 - 部分的な使用でアクセントに
→箱の一部に箔を使うことで、洗練された印象になります。
紙質が決める「手触りの高級感」

パッケージは手に取った瞬間の質感も大切。
2025年は、素材感そのものがブランド価値を伝える時代です。
- マット紙・ソフトタッチ紙
→落ち着いた質感で箔の輝きを引き立てる - エンボス紙
→凹凸感で触覚に残る高級感 - 和紙調・テクスチャー紙
→伝統感やオリジナリティを演出
箔押し×紙質×加工技術でさらに差別化

2025年のトレンドでは、箔押しだけでなく複合的な加工が増えています。
- ● 箔押し+スポットUV(部分的にツヤを足す)
- ● 箔押し+エンボス/デボス(凹凸で立体感)
- ● 箔押し+ホログラム加工(角度で変化する光沢)
この組み合わせで、視覚・触覚の両方に訴えるパッケージが実現します。
まとめ
お中元パッケージは、「見た目」「触り心地」の両方で贈り手の想いを伝えます。
- ● 箔押しで高級感・特別感をプラス
- ● 紙質でブランドの世界観を表現
- ● 複合加工で独自のパッケージ体験を作る
今年のお中元は、箱を開ける前から“特別”が伝わるパッケージで差をつけてみませんか?