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夏のレジャー商品向け、持ち運びに強い素材選び

夏のレジャー商品向け、持ち運びに強い素材選び

海、山、キャンプ、フェス、プール。
夏のレジャー用品は、屋外で使われるからこそパッケージにもタフさが求められます。

「持ち運びの途中で箱が破れた…」
「湿気で箱がふやけて見た目が悪くなった…」

こんな問題を防ぐカギは、素材選びにあります。
今回は2025年の最新情報をもとに、夏のレジャー商品のパッケージ企画担当者に役立つ素材と設計の考え方をわかりやすく解説します。

夏のパッケージは「過酷な環境」にさらされる

夏のパッケージは「過酷な環境」にさらされる

レジャー用品のパッケージは、お店からお客様の手に渡ったあとも試練が続きます。

  • ● 炎天下の車内
  • 湿気の多いキャンプ場
  • プールサイドや海辺

こうした環境では、耐水性・耐湿性・耐久性を兼ね備えた素材が必須です。

夏に強い代表的なパッケージ素材

夏に強い代表的なパッケージ素材

① 耐水加工紙(防水紙)

表面に特殊コーティングを施した紙で、水や湿気に強く、軽くて破れにくいのが特徴。
アウトドア関連商品や土産品のパッケージに利用が広がっています。

② ポリプロピレン(PP)貼り紙箱

紙の表面をPPでラミネートし、耐水性と強度を高める方法です。
光沢感やマット感を演出でき、見た目の高級感も出せます。

③ 多層バリアフィルム

PP、PE、EVOHなど複数の素材を重ねたフィルム。
水・湿気・ガスを防ぎ、中身をしっかり守ることができます。
食品、化粧品、アウトドア用具など幅広い商品で活用が進んでいます。

④ アルミ蒸着素材

熱や湿気を遮断する効果が高く、保冷バッグやサプリメントパッケージにも利用されます。

機能性だけじゃない!持ち運びに強い設計

機能性だけじゃない!持ち運びに強い設計

素材+形状設計でさらに使いやすく。

  • ● 持ち手付きパッケージ
      大きな商品でも持ちやすい
  • 再封可能なチャック袋
      一度開けても何度でも閉じられる
  • 折りたためる構造
      ゴミを減らし、荷物もかさばらない

新技術「スマート包装」にも注目

新技術「スマート包装」にも注目
※画像はイメージです。

2025年は、温度や湿度を感知して中身を守るスマート包装(アクティブパッケージ)技術が広がり始めています。
今後は、夏の厳しい環境でも品質を維持できる「賢いパッケージ」が増えていくでしょう。

見た目も夏らしく演出

見た目も夏らしく演出

夏のレジャー商品は、視覚でも涼しさを演出するデザインが大事です。
半透明のフィルム、ブルーやシルバーなどの涼感カラーを組み合わせると、店頭での存在感がアップします。

まとめ

  • 夏のパッケージは、耐水・耐湿・耐久性が必須
  • 素材は、防水紙、PPラミネート、多層バリアフィルムが有効
  • 設計や形状を工夫して、持ち運びやすさもプラス
  • 今後はスマート包装の導入で、より安心・便利に

夏の厳しい環境に耐えるパッケージは、お客様からの信頼を高める武器になります。

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