COLUMN印刷ラボ
コラム
お中元シーズンに差がつく!選ばれる贈答品パッケージの秘訣

毎年夏になると贈る機会が増える「お中元」。
取引先や親しい方に感謝の気持ちを伝えるこの季節は、ギフト商品の売れ行きが一気に高まります。
そんな中で、商品そのものと同じくらい大切なのが「パッケージ」。
実は、パッケージの印象で“選ばれる商品”になるかどうかが決まることもあるのです。
お中元とパッケージ印刷の深い関係
お中元シーズンは、パッケージ印刷業界にとっても重要な時期です。
多くの企業がこの時期に合わせて贈答品のデザインやパッケージのリニューアルを行います。
なぜなら、パッケージは「贈る人の気持ち」を表現する重要な手段だからです。
たとえば、同じ商品でも「高級感のある和紙風の箱」や「清涼感を感じさせる透明素材の袋」に入っているだけで、受け取った人の印象が大きく変わります。
贈り物に「選ばれる」パッケージの5つのポイント

1. 季節感を演出できているか?
夏の贈り物にふさわしいのは、涼しさや清潔感を感じさせるパッケージです。
透明窓や水色・白を基調とした配色、金銀箔やホログラム箔をうまく使えば、見た目に涼しげで高級感のある印象を演出できます。
2. 手触りや質感にこだわっているか?
高級感を出すなら、**和紙調やエンボス加工のような「触ってわかる工夫」**も重要です。
「手に取った瞬間にいいものだと伝わる」そんなパッケージは、ギフトシーンで特に効果を発揮します。
3. 開けやすさ・捨てやすさが配慮されているか?
贈り物は「開けたときのワクワク感」が大切。
でもその反面、「開けにくい」「捨てにくい」といったストレスがあれば、贈る側の印象まで下がってしまいます。
ミシン目加工やジッパー加工など、開封のしやすさにも気を配った設計が求められています。
4. オンライン贈答に対応した設計になっているか?
近年は、店舗での手渡しよりもオンライン注文・配送型のお中元が主流になってきました。
これにより、パッケージには以下のような新しい視点が求められています:
- 輸送中に壊れない構造(緩衝材・二重構造など)
- コンパクトで軽量化された設計(送料や保管の効率化)
- 配送ラベルの貼りやすいレイアウト(印象を損ねずに送付)
「届いたときの美しさ」や「開封直後の見栄え」まで計算されたパッケージが、ネット注文ユーザーの満足度を高めています。
5. パーソナライズ需要に対応できているか?
差別化が求められる今、**贈る相手の名前や一言メッセージを入れた「パーソナライズパッケージ」**への関心が高まっています。
特に法人では「感謝」「御礼」などの文言や会社ロゴを入れるケースも増加傾向。
オンデマンド印刷などのデジタル技術によって、小ロットでも特別感のあるデザイン対応が可能になっており、これが「記憶に残る贈答品」へとつながっています。
パッケージ次第で“売れる”商品になる!

たとえば、同じゼリーの詰め合わせでも――
A社:よくあるプラスチックケースにビニール包装
B社:透明窓付きの紙箱に箔押しロゴ+涼しげな和柄+パーソナルメッセージ
この二つが並んでいたら、多くの人はB社を選ぶはずです。
これは単なる“見た目の差”ではなく、贈る側の「センス」や「気遣い」が伝わるかどうかの差なのです。
まとめ:感謝を伝える贈り物こそ、パッケージにこだわるべき
お中元は「心を届ける贈り物」。
だからこそ、パッケージが大切です。
見た目の印象、質感、開けやすさ、そしてオンライン配送や個別対応まで――
すべてが「あなたの気持ち」を伝えるメッセージになります。
今年のお中元パッケージ、今こそ見直してみませんか?