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コラム

アウトドア需要を狙え!持ち運びしやすいパッケージの工夫

近年、キャンプやバーベキュー、ピクニックなどのアウトドア活動が一層人気を集めています。コロナ禍を経て、屋外で過ごす“自然回帰型レジャー”への注目が高まったことで、食品や雑貨などのアウトドア商品は市場を拡大中。そこで重要になってくるのが、現場で“使いやすいパッケージ”の存在です。

特に紙製パッケージは、環境配慮の観点でも再評価されており、組み立てやすさ・軽さ・防水性といった機能を兼ね備えることでアウトドアに最適な選択肢となります。この記事では、最新の傾向を踏まえた「アウトドア向けパッケージの工夫」について、わかりやすく解説します。

持ち運びしやすさは“形状”と“素材の工夫”で決まる

折りたたみ式

収納・持ち運び時にコンパクトになる折りたたみ構造は、アウトドアギアとして評価されるポイント。飲料ホルダーやランチボックスに使われるクラフト紙製の蛇腹折りパッケージなども登場しています。

ハンドル付きのクラフト紙ボックス

最新情報として、持ち運びを意識した「ハンドル付き紙器パッケージ」が注目されています。特に食品セットやスパイスセットなどをまとめて持ち運ぶ場面で、再利用可能なクラフト系素材+ハンドル付き構造が便利です。

軽量・強化クラフト素材

FSC認証を取得した強化クラフト紙や再生パルプを用いた厚紙は、軽量性と耐久性のバランスが良く、リュックなどに入れても型崩れしにくいため、アウトドア向けに最適です。

アウトドアで重宝される“防水・耐水加工”

天候の急変や湿った地面との接触など、アウトドアでは水への耐性が求められます。紙器でも防水性・耐油性を向上させるための工夫が進んでいます。

バリアコーティング加工

水・油・酸素を通しにくいバリア性コーティングは、食品用紙器に多く採用されています。現在では、植物由来成分を使った非塩素系コート材が増えており、サステナブルな対応も可能です。

防水ビニールやPP貼り加工

アウトドア対応の紙器印刷には、耐水ビニールやPP貼りといった表面加工が効果的。紙の表面に水が吸い込まれるのを遅らせて、無加工のものよりも、雨天の屋外使用に耐性を持たせることができます。

内側アルミ蒸着加工

湿気に弱い製品には、内側にアルミ蒸着紙を使用した紙器が好まれます。調味料やインスタント食品など、香りや湿度を嫌う製品に最適です。

現場での“組み立てやすさ”とユーザビリティ向上

ワンタッチ底構造

ワンタッチで底が組み立つ「ワンタッチ底」は、スタッフやユーザーが直感的に組み立てられるため、イベントや屋外での使用にぴったり。

印刷ガイド付き折り構造

印刷面に折線や番号、ピクトグラムなどを加えることで、初めて手にする人でも迷わず組み立てが可能。こうした「直感的に扱える設計」のニーズが増しています。

アウトドア×紙器デザインがブランド価値を高める

単なる機能だけではなく、自然との調和を意識したデザインも重要です。SNSを通じてパッケージ自体が発信される時代、アウトドアシーンにマッチしたデザインは“買いたくなる理由”になります。

デザインの傾向

  • クラフト紙に植物モチーフ(葉・木・山)をあしらったミニマル系
  • アースカラーや水彩風グラデーションを使ったナチュラル演出
  • QRコードでキャンプレシピや組み立て動画にアクセス可能な仕組み

紙器×体験型キャンペーン

リユース可能な紙箱にQRコードを印刷し、「使い終わったパッケージを活用するアイデア」をSNS投稿で募集するなど、ブランディングとユーザー参加を融合させたキャンペーンも効果的です。

まとめ

紙器は「軽さ」「構造」「環境配慮」「デザイン性」を兼ね備えれば、アウトドアにおける理想的なパッケージとなります。

  • 折りたたみ・ハンドル付きで持ち運びしやすく
  • 耐水・バリア加工で自然環境に対応
  • 組み立てが簡単で現場作業がスムーズ
  • ブランディング効果も抜群!

アウトドア商品を展開する企業様は、ぜひ紙器の最新素材・印刷技術・構造デザインを活かして、現場で“選ばれるパッケージ”を目指してみてください。

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