COLUMN印刷ラボ
コラム
【紙のVカット加工で選ばれる商品パッケージ印刷】広島西条60年老舗印刷会社が教えるデザインのコツ
広島西条で創業60年以上の歴史を持つ大洋印刷株式会社は、地元西条の酒造メーカーをはじめ、多くの企業様からパッケージ印刷や紙器印刷のご依頼をいただいてきました。特に、商品に高級感を持たせるパッケージ製作には、数々の工夫を凝らしてきました。その中でも協力会社でおこなっている注目すべき加工技術が紙の「Vカット加工」です。
そこで今回は、「Vカット加工」の特徴や効果、用途、注意点について詳しく解説いたします。
目次
この記事は以下のような方を対象としています
- ・高級感のある商品パッケージをお探しの方
- ・他企業とは一線を画すパッケージングをお探しの方
紙の「Vカット加工」とは?
「Vカット加工」とは、紙の内側にV字型の溝を削り入れる削り加工技術で、厚い紙を正確に折り曲げることができます。
この技術により、箱の角をきっちり90度、または指定された角度で美しく折り曲げることができるようになりました。
厚紙を折る際に筋を入れることで綺麗に折ることができますが、合紙などで厚みが増すと、筋だけでは綺麗に折れないことがあります。そこで、紙の内側にV字型の溝を削り入れることで、折り曲げた際にできる紙だまりを解消できるため、美しい仕上がりになるのです。
Vカット加工の効果
Vカット加工には、以下のような効果があります。
◎機能性
・スムーズな蓋の開閉: 貼り箱の蓋の開閉時において、スムーズな操作ができます。
・美しい仕上がり: 紙の内側の紙だまりを解消することで、美しい仕上がりになります。箱の角が立ち、シャープな印象を与えます。
・強度アップ: 紙の厚みを活かした加工のため、強度も向上します。
◎デザイン性
・独創的なデザイン: 紙製であるにもかかわらず、木箱やプラスチックケースのような高級感があり、競合との差別化を図ることができます。
・高級感のある見た目: エッジが立ち、シャープな印象を与え、上品な印象を与えることができます。
・ブランドイメージの向上: 贈答用やブランド商品ケースなどに活用することで、ブランドイメージの向上に貢献します。
Vカット加工の用途
Vカット加工は、様々な用途に使用されています。
・贈答品の貼り箱や化粧箱
・酒類や宝飾品のパッケージ
・その他、額縁、写真立て、雑貨など
Vカット加工の注意点
Vカット加工は、高級感のあるパッケージに最適な加工方法ですが、注意点もあります。
・コスト: Vカット加工は、一般的な組箱よりも高価になります。
・納期: Vカット加工には、通常の加工よりも時間がかかります。
・デザイン: Vカット加工は、デザインによっては使用できない場合があります。
まとめ
Vカット加工は、美しい仕上がり、高級感、強度など様々なメリットがあり、高級パッケージに欠かせない加工です。大洋印刷株式会社では、60年以上培ってきた技術と経験、そして多くの協力会社とのつながりを活かし、Vカット加工をはじめとした様々なパッケージ印刷・紙器印刷をお承りしております。
商品パッケージ印刷・紙器印刷をお探しの際は、ぜひ大洋印刷株式会社にお問い合わせください。