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印刷工程を効率化!G7・ICCプロファイルの効果活用法

「印刷のたびに色合わせに時間がかかる」「テスト刷りが多く、工程が止まる」「同じデータでも機械ごとに色が違う」
このような悩みは、印刷現場では珍しくありません。
そんな課題を解決するカギが G7(ジーセブン)とICCプロファイルです。
これらは今も進化を続けており、2025年の最新の運用方法を押さえることで、印刷現場はもっと効率的になります。
G7とは?いまでも現役の世界基準

G7(ジーセブン)は、印刷物の「見た目」をそろえるための調整方法です。
どの印刷機でも「同じように見える色」を再現するためのルールと考えると分かりやすいでしょう。
メリット
- 刷り直しが減り、時間のムダが減る
- 担当者ごとの経験値に頼らない安定品質
さらに2025年には、従来のG7を発展させたG7+が発表されました。
これは高彩度なインクや多様な素材(紙以外)でも正確な色を出せるよう強化されたバージョンです。
これから新しく導入するなら、G7+の検討が有効です。
ICCプロファイルとは?「色の通訳者」

ICCプロファイルは、モニター・ソフト・印刷機など異なる機械の間で「色の言葉」を揃える役割をします。
モニターでは鮮やかに見える色が、そのまま印刷するとくすんでしまうことがあります。
これは、機械ごとに「色の基準」が違うからです。
ICCプロファイルを使うと、そのズレを自動で調整し、見た目を近づけることができます。
G7+ICCを組み合わせるとどう変わる?

この2つを併用すると、印刷現場でこんな変化が起きます。
- テスト刷り回数が激減
- 本番前の調整時間が短縮
- どの担当者でも同じ品質が再現できる
結果として、スピード・安定・コスト削減が同時に進みます。
最新ワークフロー

- 印刷機をG7/G7+でキャリブレーション
- データに正しいICCプロファイルを設定
- ソフトプルーフで色を確認(PC上で校正)
- 本番印刷
G7で「印刷機の基準」を整え、ICCプロファイルで「データの色基準」をそろえる、この流れが現代のスタンダードです。
今後のトレンド:iccMAXにも注目

ICCプロファイルには、今後新しい規格「iccMAX(ICCv5)」が普及していく流れがあります。
これにより、より広い色域や透明素材、メタリック表現などにも柔軟に対応できるようになる見込みです。
現時点ではまだICC v4.4が主流ですが、次の変化に備える動きも始まっています。
導入のポイント
- 最初にしっかり設定することが大事(最初だけ専門家のサポートも有効)
- 社内で運用ルールを統一すると効果が大きい
- デジタル印刷、オフセット、パッケージなど媒体が複数ある場合ほど導入メリットが大きい
まとめ
G7とICCプロファイルは、いまも印刷現場で「品質と効率」を支える基本ツールです。
特に2025年は、G7+の登場でその価値がさらに高まりました。
- 色ズレをなくしたい
- 無駄な調整時間を減らしたい
- 品質を標準化したい
こうした課題を感じているなら、G7+ICCを中心とした仕組み化が、これからの印刷現場を変える大きな一歩になります。