COLUMN印刷ラボ
コラム
【キャッチコピーで売上アップ!】パッケージデザインにおける響く言葉の作り方
パッケージデザインには、商品の視覚的インパクトを与え、特性や魅力をわかりやすく伝えることが求められます。そのため、デザインの一部であるキャッチコピーも、売上に大きな影響を与える重要な要素といえるでしょう。
今回の記事では、広島西条で60年以上続く大洋印刷株式会社が、パッケージデザインにおけるキャッチコピーの役割、作り方やポイントについて解説します。
目次
- ・商品パッケージにおけるキャッチコピーの役割
- ・商品パッケージにおけるキャッチコピーの作り方
- ・商品パッケージにおけるキャッチコピーのポイント
- ・広島の老舗印刷会社 大洋印刷株式会社がご提供するサービス
この記事は以下のような方を対象としています
- ・新製品開発をお考えの企業や公的機関のご担当者様
- ・地域活性化、地域おこしに関心がある方
- ・パッケージデザインに関わるデザイナーの方
- ・商品パッケージの企画に関わる企業のマーケティング担当者の方
商品パッケージにおけるキャッチコピーの役割
消費者が商品を選ぶのにかける時間は、わずか数秒と言われています。その短い時間の中で、キャッチコピーは次のような役割を果たします。
◎消費者に商品への興味を引き付ける
効果的なキャッチコピーは、消費者の興味を引き付ける役割を担います。
例:「ひと口で虜になる」「初めての感動をあなたに」
◎消費者に利用シーンを想像させる
優れたキャッチコピーは、消費者に商品の利用シーンを想像させる役割を担います。
例:「忙しい朝の味方」「大切な人と過ごす特別な日に」
◎ブランドイメージの構築と強化
魅力的なキャッチコピーは、消費者に商品や企業のブランドイメージを構築し、強化する役割を担います。
例:「自然派」「高級感」「若々しさ」といったブランドイメージを、キャッチコピーに盛り込む
◎商品価値の向上
的確なキャッチコピーは、商品の価値を向上させ、プレミアム感を演出させる役割を担います。消費者は、キャッチコピーを通じて、商品の品質の高さや希少性を感じ取ることができるでしょう。
例:「オーガニック素材100%」「職人の手仕事」
◎競合との差別化
心に響くキャッチコピーは、自社の商品を他の商品と区別し、競合との競争に打ち勝つ役割があります。現代の市場には数多くの商品が存在し、競合との差別化がますます重要になっています。商品パッケージにユニークな言葉やフレーズ、あるいは競合が使用していない言葉を選ぶことで、自社の商品を選んでもらうきっかけを作ることができます。
例:「業界初の〇〇技術」
◎購入を決断させる
最終的にキャッチコピーは、消費者に「この商品を買いたい」と思わせる決定的な役割を担います。キャッチコピーが消費者の心を動かし、購買意欲を高めることで、購入行動に直結する効果を発揮します。
例:「○○地域限定」
では、商品の魅力を最大限に伝え、消費者の購買意欲を高めるためのキャッチコピーを作成するには、どのようなステップがあるでしょうか?
商品パッケージにおけるキャッチコピーの作り方
商品の魅力を消費者に伝える効果的な「声」としてのキャッチコピーを、以下のステップに沿って作成しましょう。ここでは、大洋印刷株式会社が商品パッケージ製作に協力させていただいたレンジで簡単調理「炊き込みご飯」を例として挙げています。
1. ターゲットを決める
キャッチコピー作成の最初のステップは、誰に伝えたいのかを具体的に絞り込むことです。
例:「一人暮らしで簡単に食事をすませたい人」
2. 伝えたいメッセージを絞り込む
ターゲットに伝えるたいメッセージを絞り込みます。商品に求められるものやターゲットが抱える悩みや欲求を深く理解し、それに寄り添うメッセージをキャッチコピーに込めましょう。
例:「レンジで5分簡単調理」「電子レンジでふっくらお米が炊き上がる!」
3. 商品の差別化を意識する
商品の特長や独自の強みをリストアップし、それがターゲットにとってどのような価値をもたらすのかを伝えるキャッチコピーにしましょう。他の商品との差別化を伝える言葉を選びましょう。
例:「瀬戸内産天然真鯛使用」
4. ベネフィットを強調する
ターゲットが抱える問題や欲求を解決できることを、キャッチコピーで伝えます。商品やサービスのメリットをただ並べるのではなく、それによってターゲットが得られる「素晴らしい体験(ベネフィット)」を強調することが大切です。
例:「容器にお米と具材を入れるだけ!」
◎当社の事例紹介:レンジで簡単調理「炊き込みご飯」のパッケージ
レンジで簡単調理「炊き込みご飯」のお問い合わせ&通信販売は株式会社北洋本多フーズ様のHPよりご確認ください。https://shop.hkyhonda.co.jp/products/?cat=7
商品パッケージにおけるキャッチコピーのポイント
限られた商品パッケージのスペースにおいて、ターゲットに伝わりやすいキャッチコピーにするには、次のようなポイントが挙げられます。ここでは、大洋印刷株式会社が商品パッケージ印刷をさせていただいた「わにサブレ」を例として挙げています。ターゲットは、健康への関心が高く、広島という地域性のある商品を求めている方を想定しています。
1. シンプルな言葉で表現する
難解な言葉や専門用語は避け、誰にでも理解しやすい表現を選びましょう。キャッチコピーは長々とした文章よりも、短くても明快にわかりやすい方が効果的です。また、誇張せずに実態と一致した言葉を使うことも重要です。実際の商品やサービスとかけ離れてしまうと、消費者の信頼を失う可能性があります。
例:「国産バター使用」「乳化剤・香料・酸化防止剤不使用」
2. 驚きや意外性で好奇心をもたせる
驚きや意外性のあるキャッチコピーは、ターゲットの商品への興味を引き出すことができます。ここで例に挙げた、広島三次の「わにサブレ」は商品名のインパクトもあり、お土産品を他人に渡す際の会話のきっかけになるでしょう。
例:「わにサブレ」「三次のワニはサメのこと」
3. 五感を刺激する
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚といった五感を刺激する表現を使うことで、リアルな商品体験を消費者に伝えることができます。キャッチコピーで食品成分を伝えることは、消費者に商品利用時のリアルなイメージを抱かせる効果があります。
例:「サメ軟骨入り天然コンドロイチン配合」
◎当社の事例紹介:広島三次「わにサブレ」のパッケージ
「わにサブレ」のお問い合わせ&通信販売はフジタフーズ様のHPよりご確認ください。
https://fujita-foods.xsrv.jp/index.php
広島の老舗印刷会社 大洋印刷株式会社がご提供するサービス
大洋印刷株式会社は、創業以来60年以上にわたり、地元広島西条の酒造メーカー様を中心に、パッケージ印刷や紙器印刷のご依頼をいただいてきました。私たちのポリシーは、まだカタチのないパッケージデザインをお客様とともに作り上げ、その想いをカタチにすることです。
大洋印刷株式会社では、パッケージデザインからパッケージ印刷までワンストップでお客様に伴走いたします!商品パッケージのキャッチコピーに関するご相談や、貴社のブランドをさらに強化するためのご提案なら、ぜひ大洋印刷株式会社にご相談くださいね。